通勤中、SNSに2時間使っていた日々
僕の通勤時間は、片道でおよそ50分。
そのうち電車に乗っているのが30分ほどで、往復すれば1日約1時間。
その時間のほとんどを、僕はスマホでSNSを眺めて過ごしていました。
Instagram、X(旧Twitter)、YouTube。
気づけば動画を流し見して、通知を確認して、また別のアプリを開く——。
そんなことをしているうちに、あっという間に目的地に着いてしまう。
ある日ふと、平日でも2時間近くSNSに使っていることに気づきました。
忙しい日々の中で、学びたいことややりたいことはたくさんあるのに、
限られた時間を“情報を消費するだけの行為”に使っているのが、急にもったいなく感じたんです。
僕のスマホには、時間を奪う力がありました。
でも、その力は「知識を増やす方向」にも変えられるはず。
そう思い立って、通勤時間の過ごし方を根本から変えることにしました。
スマホをやめて読書を始めたきっかけ
きっかけは、年末に立てた 「年間100冊読む」 という目標でした。
あまりにもスマホを触る時間が長く、「この時間を本に置き換えたらどうなるんだろう」 とふと思ったのが最初です。
SNSを開くのが習慣になっていたので、最初はなかなか切り替えが難しかった。
仕事で疲れている帰り道に本を開くのは、正直めんどくさい日もあります。
でも、そんなときは 「次の駅で本を取り出そう」 とだけ決めていました。
100%やらなくてもいい。
スマホを開いてしまう日があっても、翌日にまた戻ればいい。
完璧主義を捨てたことで、かえって継続できるようになりました。
続けるコツは、「続けよう」と意識しすぎないこと。
“次の駅で読む”という小さなルールだけで、読書習慣は意外と根づいていきました。
通勤時間=「自分をアップデートする時間」
平日でも休日でも、電車に乗ったらまず本を取り出す。
これが今の僕のルールです。
イヤホンで音楽を聴いている途中でも、一度止めて、紙の本を開く。
そして立ちながらページをめくります。
意外かもしれませんが、立っている方が集中できることも多いです。
ノイズキャンセリングイヤホンをしているおかげで、周囲の雑音がシャットアウトされ、
本の世界に没入できる時間が自然とできていきます。
電子書籍も試しましたが、やはり紙の本に戻りました。
スマホで読もうとすると、結局SNSを開いてしまうことに気づいたからです。
ページをめくる感覚が、今の僕にはちょうどいいリズムになっています。
今では通勤時間が、単なる移動ではなく、**「自分をアップデートする時間」**になりました。
年間100冊を読むための工夫とルール
ただ「読む時間をつくる」だけでは、習慣は続きません。
僕は年間100冊を達成するために、いくつかのルールを決めています。
毎月ブックオフで8冊購入する
毎月月初にブックオフへ行き、8冊まとめて購入しています。
1冊あたり240円(最近少し値上がりしましたが…)、8冊でも2,000円前後の出費。
でもこの「支払う痛み」が、僕にとってのモチベーションになっています。
無料だと読まなくなる。だから、お金を払ったほうが読む。
Kindle Unlimitedは使わない
何度か試しましたが、まったく続きませんでした。
読み放題は魅力的ですが、「いつでも読める」と思うと結局読まない。
やっぱり本は、実際に手にしてページをめくるからこそ頭に残る。
読書記録はスプレッドシートで管理
読んだ本の タイトル・点数・一言コメント をスプレッドシートに記録。
可視化されることで、「積み上がっている感覚」 がモチベーションにつながります。
月内で目標を達成できたときは、ちょっとした達成感とともにドーパミンが出る気がします。
この仕組みのおかげで、現在すでに 86冊 を読了。
このペースでいけば、年内に100冊はゆうに超える見込みです。
スマホをやめて気づいた3つの変化
スマホをやめて読書に切り替えてから、いくつかの変化を強く感じるようになりました。
どれも「読書を習慣にしてよかった」と思える効果です。
① 頭の中が静かになった
SNSを眺めていると、知らず知らずのうちに他人の情報や感情に引っ張られる。
読書に変えてからは、そのノイズが減り、自分の思考に集中できる時間が増えました。
情報に振り回される感覚が減り、心が落ち着いています。
② 文章を読む忍耐力がついた
SNSでは数秒で完結する情報が中心ですが、本は構成を理解しながら進める必要があります。
そのため、「読む体力」や「集中力」が自然と鍛えられました。
仕事の資料や長文メールを読むのも、以前より苦にならなくなりました。
③ 興味の幅が広がった
最初はビジネス書や自己啓発系が中心でしたが、だんだん飽きてきて、
最近は哲学や心理学など、これまで触れなかったジャンルにも手を伸ばすようになりました。
新しい分野を知るたびに、「学ぶことって楽しい」と思える瞬間が増えています。
スマホをやめたことで、「情報を消費する時間」が「知識を育てる時間」に変わりました。
挫折しそうになったときの対処法
もちろん、毎日スムーズに読めるわけではありません。
仕事で疲れている日や、気分が乗らない日は本を開くのが面倒になることもあります。
そんなときに決めているルールが、「開くまで考えない」というものです。
読むか読まないかを迷うのではなく、とにかく本をカバンから出して、1ページ目を開く。
それだけで、意外と体が勝手に動き出します。
人間の意志力には限界がありますが、「行動のハードルを下げる」ことで継続率はぐっと上がります。
読む気がなくても、開いてさえしまえば自然と集中モードに入る。
この“最初の一歩”さえ踏み出せれば、習慣は途切れません。
大事なのは、「続けるための努力」ではなく「やめないための仕組み」をつくること。
僕にとって読書は、気合いではなくリズムで続けるものになりました。
「本はいいぞ」と伝えたい理由
通勤中にスマホをやめて本を読むようになってから、
僕の中で“時間の価値”が大きく変わりました。
同じ1時間でも、スマホを眺めるのと本を読むのとでは得られるものがまるで違う。
スマホで得られるのは情報ですが、本で得られるのは知識です。
そして知識は、時間をかけて自分の中に蓄積され、思考の深さを変えてくれます。
1冊読み終えるたびに、少しだけ視野が広がる。
知らなかった世界や考え方に触れるたびに、**「自分が更新されている」**感覚があります。
通勤中という限られた時間でも、本を開けば新しい世界に出会える。
スマホのスクロールをやめてページをめくるだけで、
「情報の消費者」から「知識の創造者*へと少しずつ変わっていく。
だから僕は声を大にして言いたい。
本はいいぞ。
たった1冊が、退屈な通勤時間を“人生を変える時間”にしてくれるからです。
まとめ:本を読む時間が「人生のリセットボタン」になる
通勤時間の使い方を変えただけで、1日の過ごし方も、考え方も大きく変わりました。
以前はSNSで情報を浴び続けていたけれど、いまは本のページをめくりながら、
自分の思考に耳を傾ける時間を持てています。
読書は決して特別なことではありません。
でも、「1日1時間 × 365日」 を積み重ねれば、年間100時間を超える“自己投資”になります。
その結果、考える力や語彙力、好奇心が少しずつ積み上がっていく。
本を読むことは、心を整えること。
慌ただしい毎日の中で、ページを開くたびに頭の中のリセットボタンが押されるような感覚があります。
スマホを置いて本を開く——それだけで、人生の質は驚くほど変わります。

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