毎日「少しだけしんどいこと」を続けてみた。1年で生活が静かに変わった話

ライフスタイル

なぜ「少ししんどい」が必要なのか

僕が「毎日、少しだけしんどいことをあえてやる」ようになったのは、ちょうど去年の暮れでした。
それまでの僕は、生活の時間に区切りがなく、どこか流されるように1日を終えていました。朝は7時半や8時に起き、会社にはギリギリに到着する。気持ちもぼんやりしていて、体は動いているのに心だけが取り残されているような、そんな感覚が続いていました。

このままでは生活のリズムも、自分自身もどんどん鈍くなっていく。そう思ったときに、「自分で選んで、少しだけしんどいことを積み重ねてみたらどうだろう」という考えが浮かびました。大きな変化を求めていたわけではありません。むしろ、小さな負荷を日々の習慣にすることで、生活の輪郭をもう一度はっきりさせたいと思ったのです。

そして、その小さな決断が1年後の僕の生活を大きく変えるとは、このときはまだ思っていませんでした。

僕が続けた「少ししんどい」習慣たち

朝6時起きのための仕組みづくり

朝6時に起きるようになったのは、この習慣づくりの中でも大きな転換でした。
それまでの僕は7時半や8時まで眠り、出社もギリギリ。朝の準備は慌ただしく、心の余裕はほとんどありませんでした。その流れを変えてくれたのが、SwitchBotの自動カーテンとリビングの自動ライトです。寝室のカーテンがゆっくり開いて朝日が差し込むと、自然と体が目覚めます。朝日の力は大きく、アラームでは起きられなかった僕でも、この方法なら無理なく起きられました。リビングのライトも自動でつくので、寝室から出た瞬間に明るい空間に入れるのも助かっています。

毎朝の補強トレーニングと冷水シャワー

早起きの時間をそのまま体を動かす時間にしました。腕立て伏せ、腹筋、スクワットを決めた回数だけ行うだけのシンプルなものですが、続けていると体が軽くなり頭も冴えます。最後に冷水シャワーを浴びることで、身体も気持ちもシャキッとします。冬でも続けられたのは、「今日これをやっておけば一日が整う」という感覚が強かったからだと思います。

5分ジャーナルで気持ちを整える

朝の静かな時間を使ってジャーナルを書きます。安いノートとペンを使い、スマホで5分のタイマーだけセットします。その短い時間に、頭の奥にたまっていた言葉がゆっくりと浮かび上がってきます。気持ちの整理だけでなく、眠っていた考えが自然と表に出てくるような感覚があり、僕にとっては小さなリセットの時間です。

家の小さなリセットを毎日続ける

風呂場や洗面台の髪の毛は毎日ペーパーで取り、必要に応じてスプレーとスポンジで軽く掃除します。毎日やっても髪の毛は意外と溜まっていて、放っておくとすぐに不衛生な印象になります。食器も朝には必ずきれいにしておきます。夜に洗えたら理想ですが、今の僕には朝のほうが合っているので、ここだけはルールにしました。シンクがすっきりしていると、朝の景色が少しだけ明るく見えます。

電車ではスマホより読書を選ぶ

通勤電車ではスマホを触らないと決めています。その代わりに本を読みますが、毎月ブックオフで8冊ほどまとめて買うので、年間100冊ペースになります。スマホを見ていた頃よりも頭が澄んで、会社に着く頃には気持ちが整っているのがわかります。

週1回・30分でつくる5日分の弁当

週末に買い出しをして、約30分で5日分の弁当をつくります。毎朝何を食べるか考えたり、コンビニに寄ったりする必要がありません。外食よりもコスパがよく、体にも優しい。自分の食生活の土台をつくってくれる習慣です。

小さな負荷がくれた思いがけない変化

体調とメンタルが安定した理由

1年ほど続けてみて、まず実感したのは体調の変化でした。
毎朝体を動かし、冷水シャワーを浴び、家の中を整える。この流れができたことで、1日のスタートが明らかに軽くなりました。以前の僕は朝から気分が沈みがちで、何となく重だるい状態が続いていましたが、今ではその感覚がほとんどありません。
特別なことをしているわけではなく、ただ「少ししんどいこと」を積み重ねているだけなのに、心と体が同時に整っていくのがわかりました。

自分の芯が少しずつ太くなる感覚

続けるほどに感じたのは、小さな習慣が自分自身の芯を支えてくれるということです。
朝6時に起きることも、冷水シャワーも、ジャーナルも、やろうと思えばやらなくても誰にも怒られないものばかりです。でも、あえて自分で選び、毎日続ける。その積み重ねが、気持ちの土台をじわじわ強くしてくれました。

冷水シャワーは特に象徴的でした。冬でも不思議と続きました。「これをやり切ったら、今日の自分は大丈夫」という確信のようなものが生まれて、1日のメンタルが安定する。逆にやらないと何となくリズムが崩れる気がして、それが小さなプレッシャーにもなりました。そのプレッシャーに勝ち続けることで、心の耐久力が自然と鍛えられたのだと思います。

夫婦の生活リズムも落ち着いていった

僕自身の気持ちが整うと、家の中の空気も変わりました。以前は僕自身がどこか不安定で、気分も揺れがちだったのですが、今は落ち着いたペースで1日を過ごすことが増えています。家がきれいで、僕のメンタルにも余裕がある。それが夫婦の会話や時間の使い方にも自然と良い影響を与えている気がします。

継続が新しいチャンスを連れてくる

意外だったのは、「続けること」が次の習慣を連れてきたことです。
朝の時間が生まれたことで運動ができるようになり、運動を続けて頭が冴えると、本を読みたい気持ちが強くなり、読書量も増えました。読書が増えると、さらに日々の気づきが増えてジャーナルも書きやすくなりました。

ひとつの継続が、次の継続の扉を開いていく。
これはやってみるまで気づけなかった大きな発見でした。

まとめ

毎日続けている習慣を振り返ると、どれも特別なものではありません。
少し早く起きて、少し体を動かし、少しだけ冷たい水を浴びて、家の中を少し整える。
ただそれだけの積み重ねなのに、生活全体の質が大きく変わっていきました。

僕が一番伝えたいのは、「何でもいいから、自分が続けたほうがいいと思う小さなことを積み重ねていくと、生活は確実に変わる」ということです。
朝の時間が少しできると、その時間に筋トレをしたり、読書をしたり、新しい習慣が自然と入り込んできます。ひとつの継続が次の継続を呼び込み、生活は静かに広がっていく。僕はこの1年でそれを実感しました。

今後も今の習慣は続けるつもりですし、最近は通勤の徒歩時間や移動時間を使って英語の勉強も始めました。30代になると、放っておくと日々は同じように流れていくように感じます。でも、ほんの少しだけしんどいことを続けていると、退屈しない生き方へと自然に向かっていける気がします。

これからも小さな負荷を味方にして、自分の生活を少しずつ育てていきたいと思っています。

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