豆から淹れるコーヒーのある暮らし
休日の朝、コーヒーの香りで一日が始まる。そんな時間が心地よくて、気づけば僕たち夫婦にとっての習慣になっていました。
以前はインスタントコーヒーを飲むこともありましたが、やっぱり香りや味に物足りなさを感じていました。そこで妻が「せっかくだから豆から挽いてみよう」と言い出したのがきっかけです。
おしゃれさよりも味と香りの豊かさを重視したいという思いから、僕たちはハンドドリップを選びました。器具を揃えて、豆を挽いて、お湯を注ぐ。この一連の動作に手間はかかりますが、その時間そのものが贅沢に感じられます。
平日は忙しくてゆっくりコーヒーを淹れる時間はないけれど、休日だけはゆっくり豆を挽く音と香りを楽しむ。それが僕たち夫婦の「小さなごほうび」になっています。
我が家のコーヒーセットと淹れ方
僕たちはハンドドリップでコーヒーを淹れています。すべての工程を自分たちで行うことで、味の変化を感じられるのが楽しいところです。
まずは使用している器具を紹介します。
- グラインダー: コレス コーヒーグラインダー C330
豆の粗さを細かく調整できるので、味の好みに合わせやすい。電動ながら静音でパワフルなので、休日の朝でも安心して使える。 - サーバー: 珈琲考具 下村企販 割れにくいコーヒーサーバー
ガラスより軽く、落としても割れにくい。見た目もシンプルで飽きがこない。 - ドリッパー: KEYUCA(ケユカ)RUI コーヒードリッパー
陶器製で保温性が高く、デザインも美しい。落ち着いた色味が空間に馴染む。 - スケール: TIMEMORE Mirror デジタルドリップスケール
抽出時間と重量を同時に計測できるため、安定した味を再現しやすい。 - ケトル: 山善 NEKM-C1280-B(現在は廃盤)
温度を90℃に設定できる機能がある。おしゃれさよりも機能性を重視して選んだ。
豆はタリーズやカルディで購入しています。僕はモカが好きで、ほどよい酸味と香りの強さが朝にぴったり。豆はコレスのグラインダーで挽き、30秒ほど蒸らしてから、90℃前後のお湯を少しずつ注いでいくのがポイントです。
夏は氷をたっぷり入れてアイスコーヒーに。胃の調子があまり良くない日は、牛乳や豆乳を足してカフェオレにすることもあります。どんな形でも、豆から挽く香りだけは欠かせません。
手間よりも香り。夫婦で味わう“コーヒーの時間”
コーヒーを淹れるのは、僕の担当の日もあれば、妻が先に始めていることもあります。だいたい一人が淹れると、もう一人の分も自然と一緒に用意する。そんな流れがいつの間にか定着しました。
休日の朝や昼下がり、キッチンから漂う香ばしい香りが家全体に広がると、それだけで落ち着いた気分になります。平日は忙しくて飲めないぶん、「休日だけの特別な時間」という感覚が、僕たちの中では強いかもしれません。
ハンドドリップは、たしかに少し手間がかかります。それでも、豆を挽く音や湯を注ぐリズム、広がる香りを感じながら過ごす時間は、他では代えがたいものです。
もちろん、失敗もありました。以前、手挽きに憧れてハリオのセラミックコーヒーミルを買ったことがありますが、正直、毎回挽くのが大変で続きませんでした。電動グラインダーに切り替えてからは、味の安定と時短の両立ができるようになりました。
今では、夫婦の会話のきっかけもコーヒーから生まれることが多いです。「今日の豆、ちょっと濃いね」「この香りいいね」といったやり取りも、日常の楽しみのひとつになっています。
自宅でコーヒーを楽しむためのコツ
家でコーヒーを楽しむコツは、「完璧を求めすぎないこと」だと思います。
最初から器具をそろえなくても、ペーパーとドリッパーだけで十分。
慣れてきたら、豆を挽くグラインダーを導入してみると、香りの豊かさに驚くはずです。
僕たちは、あえて全自動コーヒーメーカーは使っていません。
もちろん全自動は便利ですが、手間の中にある“香り”や“音”の体験こそ、ハンドドリップの醍醐味。
豆を挽いてお湯を注ぐという動作を通じて、心が落ち着く時間が生まれます。
休日の朝、ゆっくりコーヒーを淹れて、カップから立ち上る香りを感じる。
それだけで日常が少し整う気がします。
忙しい日々の中で、そんな小さなルーティンを持つことが、暮らしの質(QOL)を上げる秘訣なのかもしれません。

