お金を使う時とケチる時。30代夫婦の“納得消費”という選択

ライフスタイル

結婚する前の僕は、あまり「貯金をしよう」という意識がありませんでした。
ほしいものがあれば買う。多少高くても、「仕事を頑張っているご褒美」とか「長く使えるからいい投資だ」といった理由をつけて、つい財布の紐をゆるめていました。月ごとにおおまかな予算は決めていたものの、結局その上限を超えることが当たり前になっていたと思います。

ただ、結婚してからは状況が変わりました。
夫婦で財布をひとつにしたことで、「自分だけの支出」という感覚がなくなったのです。僕が正社員で、妻はパート。収入のバランスが違っても、同じ口座からお金が出ていく。だからこそ、どんな出費であっても「これは必要なのか?」と立ち止まって考えるようになりました。

とはいえ、極端に節約生活をしているわけではありません。
僕たち夫婦にとって大事なのは、「納得して使う」ことです。
スプレッドシートで日用品の購入頻度を可視化したり、マネーフォワードで口座を連携して全体の流れを把握したり。数字で見るようになったことで、感覚ではなく“意志を持った支出”ができるようになってきました。

そうしていくうちに気づいたのは、「お金を使う時」と「ケチる時」には、ちゃんと理由があるということです。
無意識に我慢しているわけではなく、どちらも“自分たちの生活を快適にするため”の選択なんですよね。

家電の三種の神器がくれた“余裕の時間”

僕が「これはお金をかけてよかった」と心から思っているのが、家電の三種の神器です。
食洗機、ドラム式洗濯機、ロボット掃除機。
この3つは導入してから生活が劇的に変わりました。

特にドラム式洗濯機は、僕にとってストレスの塊だった「洗濯・干す・取り込む・畳む」という一連の流れをほぼなくしてくれました。
仕事から帰って「洗濯物を干さなきゃ」と思う時間がゼロになったことで、気持ちにも余裕ができた。
しかも驚いたのは、導入してから“今までどれだけストレスを感じていたか”に気づいたことです。
時間と労力をお金で買うという意味で、これほどコスパのいい買い物はありませんでした。

食洗機も同様で、1回の食後に10分かかっていた皿洗いが完全に消えました。
その10分を妻と話したり、テレビを見たりする時間に変えられる。
お金を使うことで“時間のゆとり”が生まれる感覚を、初めて実感しました。

IoT家電への投資

さらに、生活を便利にするためのIoT家電にも少しずつ投資しています。
エアコンや照明をスマホで操作できるだけでなく、外出先からも管理できる。
朝の支度でバタつく時間や、寝る前の“あれ消したっけ?”という小さなストレスが消えました。
たかが家電、されど家電。生活の満足度を上げるための投資として、僕は「時短」と「快適さ」に関わるものには迷わず使うようにしています。

自分への投資としてのスキンケア

もうひとつ最近「迷ったけど使った」お金があります。
それが湘南美容でのピーリングとイオン導入のスキンケアです。
昔から肌のくすみや毛穴がコンプレックスだったのですが、正直、こういう美容施術にお金をかけるのはどうなんだろうと思っていました。
ただ、思い切って通ってみると、鏡を見るたびに少しずつ自信が持てるようになってきた。
これは単なる美容ではなく、“自分のコンプレックスを減らすための投資”だったと思っています。

僕の中では、「使うべきお金」とは、“後から確実に満足感が返ってくるもの”。
時間・快適さ・自信、この3つが返ってくるなら、それはいい出費だと思っています。

ケチることにも理由がある

一方で、僕には徹底的にケチる場面もあります。
たとえば、毎日のランチ代。
コンビニ弁当を買うことはほとんどなく、週末に冷凍弁当をまとめて作り置きしています。
一食あたりだいたい200円程度。
「600円のコンビニ弁当を買って体に悪いものを食べている」よりも、
「自分で作った弁当を食べて400円浮かせた」という感覚のほうが圧倒的に気分がいいんです。

それに、冷凍弁当のほうが味も安定していて、自分の体にも合っている。
“節約している”というより、自分にとっての最適解を選んでいるだけ。
無駄なお金を使わないというのは、我慢ではなく納得の結果です。

ファッションにおける「ノームコア」という考え方

昔はブランドの服をいろいろ試していました。
ただ、ファッションにのめり込むとキリがない。
お金も時間もどんどん消えていく感覚がありました。
今はユニクロを中心に、ノームコア(究極のシンプル)に落ち着いています。
Tシャツもパンツも似た色で揃えておけば、朝のコーディネートも迷わない。
“選択肢を減らす”というのも、僕にとってはお金の使い方のひとつです。

同じ理由で、以前所有していたオメガの腕時計も売却し、今はApple Watchを使っています。
高級時計をつけるより、睡眠や運動を管理してくれるデバイスのほうが実用的で満足感が高いと気づいたからです。

外食にもルールを

外食のときも、メニューを見て「おすすめ」「一番安い」「その1つ上」「一番高い」の4つをざっと見比べ、だいたい3番目を選ぶようにしています。
これは、迷わないための自分ルール。
価格が高い=満足できる、というわけではないことを経験的に知っているからこそ、無理なく納得できる選択を優先しています。

夫婦で財布をひとつにしてから、お金の使い方に「共有」という感覚が生まれました。
とはいえ、僕と妻の価値観は少し違います。
妻はお菓子やキャラクターグッズなど“気分が上がるもの”にお金を使うタイプ。
僕はどちらかというと、“自分の人生を長期的に楽にしてくれるもの”にお金をかけたいタイプです。

でも、そこに衝突はありません。
なぜなら、お互いの小遣いの範囲で自由に使うルールを決めているからです。
誰かが我慢することなく、納得して支出できる仕組みがある。
それが一番大事なんだと思います。

最終的に僕が伝えたいのは、

「節約より、納得して使うことが大事」
ということ。

収入を超えてまで使ってしまうのはもちろんNGですが、
“お金の使い方”そのものが、自分たちの価値観や生き方を映す鏡だと感じています。

時間を買う、ストレスを減らす、自信を得る。
そのどれもが、自分らしい暮らしを支えるための投資です。
これからも僕たちは、ケチるところはケチり、使うところでは迷わず使う。
そんな“納得消費”のバランスを、夫婦で模索していきたいと思っています。

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