朝起きるたびに「何かがおかしい」と思った理由
30代に入り、朝の体の痛みと疲れの残り方が明らかにおかしいと感じるようになりました。特に背中まわりが重く、寝たはずなのにまったく休めていない感覚が続きました。僕はもともと寝つきがよく、布団に入ればすぐ眠れるタイプです。だからこそ、起きた瞬間の不快感だけが強く残るこの状況に違和感がありました。
思い当たったのは、数年前にベッドをやめて、床にすのこを敷く生活に切り替えていたことです。部屋のレイアウトを変えたいだけで、特に深い理由があったわけではありません。ただ、そのまま数年続けてしまった結果、体に合わない環境が積み重なっていたのかもしれません。最初は寝違えだと思っていた痛みが、いつのまにか毎朝の習慣になってしまっていたのです。
睡眠の質が落ちると、日中のパフォーマンスまでじわじわ影響します。仕事中の集中力が続かない日が増え、夕方にはどっと疲れが押し寄せるようになりました。夜中に起きることはほとんどないのに、朝のだるさだけが強烈に残る。そのギャップが気になり、これはもう生活を見直すしかないと感じました。
ここから僕の安眠対策が始まりました。
寝具から始めた安眠改革
僕が最初に手をつけたのは寝具そのものです。原因が「寝たはずなのに疲れが取れない」にあると考えたとき、圧倒的に変えた方が効果が出ると感じたのが、マットレス・枕・ベッドフレームという三本柱でした。
マットレス:コアラマットレスプラス
以前使っていた薄いマットレスでは、横になった瞬間の「沈み込み具合」や「反発感」に頼りない部分がありました。そこで購入したのが、コアラマットレスプラスです。
このマットレスは厚みが十分あり、コイルを使用した反発力もしっかりしています。僕は「体が痛くない朝」を迎えたくて選びました。実際に使い始めて2週間ほどで、朝に感じていた背中の重さが軽くなり始め、「寝てるのになぜか疲れて取れない」という感覚が明らかに減っていきました。期間は現在2ヶ月弱ですが、この変化を感じられること自体が購入した価値だと実感しています。
枕:じぶんまくら
マットレス購入後も、首〜肩のあたりにわずかに残っていた違和感が気になりました。そこで枕も妥協せず、オーダーメイドできるじぶんまくらを選びました。
実店舗で30分ほどのカウンセリングを受け、中のクッションビーズで頭の高さを微調整。首のラインに沿ったフィット感を得ることができました。導入から1ヶ月ほどで、「朝起きて首が詰まっている感じ」がほとんど無くなりました。マットレスとの相性も良く、寝返りがスムーズになったのが印象的でした。
ベッドフレーム:揺れを伝えないシングル構成
僕たち夫婦は同じ寝室で眠っていますが、お互いに寝返りを打つ際の揺れが気になることがありました。そこで、シングルサイズのベッドフレームを2台並べて、揺れが伝わりにくい構造に切り替えました。特に値段を追求した訳ではありませんが、「朝の起床感」に影響しないことを重視して選びました。
こうして「マットレス」「枕」「フレーム」という寝具3点を一挙に刷新し、その変化を2ヶ月ほど観察しました。次のセクションでは、これらの実践を通じて僕が気づいたことを書きたいと思います。
寝具を変えてはじめて気づいたこと
寝具をまとめて見直したことで、僕は朝の感覚が大きく変わることを実感しました。特にマットレスと枕は、これまで「なんとなく」で選んできた部分が多かったのですが、今回の買い替えでその重要性を身をもって理解しました。
まず感じたのは、朝の体の重さがほとんど残らなくなったことです。以前は背中にかけて鈍い痛みがあって、起きてからしばらく動きがぎこちなかったのですが、コアラマットレスプラスに変えてからはその感覚がほぼなくなりました。体を支える面がしっかりしているのに、沈み込みすぎないバランスが僕には合っていたようです。
枕をじぶんまくらにしたことで、首の詰まり感や肩のだるさも改善されました。オーダーメイドというだけあって、自分の体に合わせて調整してもらった枕は「合わない」ということがないのが大きな利点です。首まわりの違和感が解消されていくのを、毎朝少しずつ実感しました。
また、今回寝具を変えて強く思ったのは、価格に対する心理的ハードルを越えると、回収できるものがあるということです。これまで僕は、寝具に大きな金額を出すことに抵抗がありました。安いマットレスを何度か買い替えたものの、どれも決定的な改善には至りませんでした。しかし今回、しっかり価格帯のある商品に踏み切ったことで、結果として「朝の快適さ」という大きなリターンを得られました。
一方で、寝具だけでは改善しきれない部分も残っています。例えば、食事の時間が遅くなる生活リズムや、夕方以降のカフェインのコントロールは、まだ調整の余地があります。これは環境を変えただけでは解決できないので、今後習慣面で整えていく必要があると感じています。
ただ、今回の変化を通して、睡眠の質は環境によって大きく左右されるということを強く実感しました。寝具を変えるというシンプルな行動でも、日々のコンディションにこれほど影響するのだと知れたのは、僕にとって大きな学びでした。
安眠のために投資したことは裏切らないと思えた
寝具を見直して感じた最大のことは、自分の体が求めていた環境を整えるだけで、朝のコンディションはここまで変わるのかという驚きでした。これまで何となく「眠れるから大丈夫」と思っていたのですが、眠るだけでは本当の意味で休めていなかったのだと気づきました。
今回の買い替えで、背中の重さや首の詰まりといった不快感がほぼなくなり、起きた瞬間に「今日はいける」と自然に思えるようになりました。睡眠の質が上がると、日中の集中力や気持ちの余裕にもつながっていきます。寝具というのは毎日必ず体を預けるものなので、ここに投資してあげることは、自分にとって確かなリターンになると実感しました。
一方で、寝具を変えただけでは改善しきれない部分もあります。例えば、遅い時間の食事や、お酒の飲み方、カフェインの摂り方など、生活習慣に起因する課題はそのまま残っています。今後はここを少しずつ整えていくことが、自分にとっての次のテーマになりそうです。
ただ今回の経験を通して、まずは「環境を整える」ことが想像以上に大きな効果を生むと知ることができました。長年続いていた朝の不快感がいったん解消したことで、これからの生活にも前向きに向き合えるようになった気がします。

